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補償

九州北部の豪雨災害に対し、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

一番最初にそれを感じたのは阪神淡路大震災の時でした。地震の後の大火災の様子を、ヘリコプターから映し出す映像を家のリビングという安全な場所で見た時に何とも言えない感覚に陥りました。その後9.11や東北の大災害の時も、被災されている方は、炎や津波などの中で逃げ回っていらっしゃるのに、それを同じ時間に全く別の安全な場所で見ていることが不思議で、自分の感覚が変わってくるような恐ろしい気持ちになりました。東北の時は、後ろから津波が迫っているのをテレビを見ている我々は知っているのに、現場にいる市民の方には知らされていない、或は映像で津波が見えるのに、その手前にいる車や人々はビルなどに妨げられて気付いていない、などの映像を見た時、これは映画でもないし録画でもなく、今この時被災されているのを目の当たりにするという事が、とてつもなく恐ろしいものに思えました。情報を知ることは大切なことですが、今それを知ったところで何も手の打ちようがない場合、ひたすら虚しさだけが残ります。

 

今回朝倉では一日に1000ミリというこれまでには考えられないほどの雨量が計測されました。今回のようなケースでは、事前に避難する以外、被害を回避する方法はないと思います。そのためには、気象条件などの情報をいち早く入手した自治体が英断する以外市民の安全を守ることができないのではないでしょうか。また、今回は流出した木材がその被害を拡大しています。それは林業の後継者不足によって山の保全が出来ていない事が挙げられていますが、私は国の施策変換後、何も手当がされていないことも理由にあるように思います。つまり日本の山は本来広葉樹の森です。それを木材を国の産業にするために伐採を繰り返し、お金になる針葉樹、つまり杉を植え続け、その杉がお金にならなくなったら、生活ができなくなった林業者が廃業し山が荒れてしまった、という事だと思います。

今ようやく日本本来の里山の姿に戻すべきだという運動が出てきていますが、国はもっと補償をすすめて根の浅い針葉樹ではなく、きちんと根を張る広葉樹を戻すことによって災害に強く、またドングリなどの広葉樹はイノシシやシカの餌が豊富なので、動物が街なかへ出てくる必要もなくなるよう施策を進めてほしいものだと思います。

 

これから市町村・県・国が総力を挙げて復旧・復興を支援していかなければなりません。被災地への激甚指定、交付税の前倒し支給などの要望は国が認定し実施されますが、細かな補償がこれから発生してきます。私も現地からの情報を速やかに入手し、何をどのようにすればいいのか組み立てて考え微力ながら尽力していきます。

 

このような補償が行われるのは当たり前ですが、時々え?と思うような事案があります。例えば驚いたのは、ファーストフードのお店でコーヒーで火傷したということでお店が訴えられ、確か10億円以上の支払いが行われたことがありました。沸騰していたのかもしれませんが、自分で注意することは不可能だったのでしょうか。最近こういう事例が増えており、企業も自治体も委縮せざるを得ないような環境が出てきているような気がします。

 

補償が必要なのかと疑問を持つことを主張される方の意見を聞くことがありますが、私は、私たちは一人ひとりが本当に補償が必要な人たちに思いを馳せ、まずは自分で自分の行動を考えながら生活すれば、おのずとそういう意見は言えなくなるように思います。

| ミホ | 12:06 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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Comment
記事に関する意見は以下の3点です。
・山間部住民の事前避難は容易でない
・市民の安全を守るのは市民自身
・補償は支援であって償いではない

また被災者のための住宅提供ですが、
避難所→県営住宅→みなし仮設など
短期で転居を繰り返さざるをえない
事例を改善する施策を望みます。
Posted by: 小市民 |at: 2017/08/30 3:19 AM








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