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保育園落ちた 日本死ね
今この表題で書かれたブログが同世代の方々を中心に波紋を広げています。
「何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍できねーじゃねーか。」
親の希望通りに保育園に子どもを預けられないなら「子ども産む奴なんかいねーよ。」
オリンピックを引き合いに出し、有名なデザイナーに払うお金があるなら「保育所増やせ」
賄賂や不倫やうちわ作っている議員を辞めさせれば「財源が作れるだろ」

このようにかなり過激な言葉で、保育所不足に対する政府の施策への不満をぶちまけています。このブログを書いた女性は、一歳の子どもがいて、育休あけに保育所を探したけれども、落ちてしまい、会社を辞めざるを得ないことに非常な怒りを感じて書いたということです。これに対し全く正論だという意見が多く寄せられています。私が住んでいる太宰府でも待機児童の問題はあります。恐らく都市部に行けば行くほどこの問題は深刻さを増しているのだと予想されます。

しかし、保育所を作るためにはクリアしなければならない国の基準があります。例えば子供一人当たり最低3.3屬量明僂魍諒櫃靴覆韻譴个覆蠅泙擦鵝また、出来ることなら年齢層の幅広い保育士の元で質の高い保育が行われることが望ましいけれども、今保育士が足りず、この実現も厳しい状況です。また、太宰府の場合は、保育所を建設すればするほど潜在的なニーズが顕著化して、一旦は待機児童ゼロになってもすぐに待機児童が出てしまいます。

福岡県のような都市構造ですと、長時間の通勤時間をかけることなく、保育所の充実を実施している自治体を選んで住居を移転することも可能だと思います。しかし、東京近郊や大阪などでは余程通勤時間をかける場所でない限り、保育所が充足している自治体は無いと思われます。同時にこういう大都会は物価が高いので、夫婦共働きでなければ生活そのものも厳しいのではないでしょうか。

マンションの一室に2〜3名程度だけ預かってくれる保育所があれば、藁にも縋る思いで頼る保護者もいらっしゃるでしょう。勿論きちんとした保育を実施しているところが多いと思いますが、以前虐待などで子どもを死亡させる事件も起こりました。子どもは親に対しても言葉で説明できないことが多いので、一日の大半を過ごす保育所の質というのは非常に大切になります。

いずれにしても、働きたい保護者が居れば、必ず子どもを預けられる環境が整うことが一番望まれます。以前スウェーデンに視察に行った際、ある街の学校を訪問させていただきましたが、そこは都市圏からかなり離れているため、親の多くは一時間以上かけて通勤する方が多いという環境でした。すると学校の学童保育所は朝6時から開いており、朝食も提供し、夜遅くなる保護者が居る場合は、夕食も提供できるようになっていました。基本的にスウェーデンは、ワークライフバランスが徹底していますから、残業は多くありません。しかし子どもを中心に考えたこの徹底した施策には脱帽しました。それ以外にも例えばスウェーデン語が話せない子どもが一人でも学校に入ってくれば、言語を教えるための教師が必ず配置されるなど、子どもの権利が保障されている国では、親は安心して暮らせるのだと実感しました。

一つ一つの施策の根幹には、それを実施するための理念がなければなりません。保育所不足などの施策の不備は、つまりその理念が本物ではない、ということかもしれません。子育ての施策の充実には、学ぶ権利や愛される権利など、本気で子どもの権利を保障する、という思いがなければ困難なのではないでしょうか。
| ミホ | 10:21 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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Comment
待機児童がいなくなる事はありません。施設は増えないし、保育士も少ないし… やはり、全てを手に入れる事は、忍(しのぶ)と言う字と同じで難しいですね。 対策は、 まずは人口の偏りを是正かな。
Posted by: スマートレイ |at: 2016/03/08 11:15 AM
コメントありがとうございます。
日本全体の人口の偏り、県内の人口の偏り、この両方の取り組みが、ということですね。
あと、介護職と同じで保育士の労働環境の改善も必要だと思います。私立の保育所で働いている保育士は、かなり厳しい労働条件で、膀胱炎や腰痛を起こす人が多く、若い時しか務まらない、という声をよく聞きます。
Posted by: わたなべ美穂 |at: 2016/03/11 8:41 AM
最後の一文、涙が出る思いで読みました。

この問題の原因を多くの人が語っていますが、こう書いた人を私は知りません。

子どもの権利を保障して欲しい。

私の子どもは幸いなことに保育園に入所できています。
ですが、次の問題が起こっています。

保育園内の問題です。

保育園は確保できているが、安心して預けられないのです。

なぜか
先生がどんどん辞めていかれるのです。

ひどいときには1年に3回変わりました。

今年はまた大量に退職されるようです。

ハードワークだけが原因ではない。
園側にもっと多くの問題がある。


大事なだいじな子どもを安心できる園に預けたいのです。
認可園で、少なくとも来年度いっぱいまで移ることもできません。

先生が安心して保育できないのに、子どもと親が安心できるわけありません。
子どもの権利を保障して欲しい。

この園をどうやったら立て直すことができるのでしょうか。

こんな匿名で申し訳ありません。
ですが藁にもすがる思いなのです。
Posted by: 応援求む |at: 2016/03/25 12:11 AM
コメントありがとうございます。
不安定な状況で、さぞご心配だと思います。

いくつかご相談を受けていますので、
まずは状況把握を行います。

ここでのご報告は難しいかもしれませんので、何かありましたら、事務所までご連絡ください。918-1121です。
Posted by: わたなべ美穂 |at: 2016/03/30 8:09 AM








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